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「人生100年時代」の柔整師のキャリアパスを考える
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幹部としてムーヴアクションを支える石井さんに、これからのムーヴアクション、そして柔整師としての働き方についてインタビューしました。

人生100年時代と言われる今、柔整師の資格だけで生きていくのは無理だと思っているんですよ。」そう言い放つ石井さんの真意とは。

「人生100年時代と言われる今、柔整師の資格だけで生きていくのは無理だと思っているんですよ。」
スタッフの皆さんにお話を伺ったのですが、どの方も素晴らしい目標を掲げていらっしゃいますよね。これからのムーヴアクションはどんな変化を遂げていくのでしょうか。

石井:今特に力を入れているのが、労働環境の改善です。

この業界は、労働時間は一定の基準を超えないように守られていたとしても、実際には拘束時間が長くなりやすいといった課題を持っています。そこで先月から、スタッフの拘束時間が短くなるように改善を行いました。さらに、今後は週休3日にしようと考えています。

素晴らしい取り組みですね。

石井:実は単に労働時間を短くしたいわけではなく、目的は、スタッフが社内で柔整師以外の役割にもチャレンジできるようにすることなんです。

「労働環境の改善」が「チャレンジ」とどう関係するのでしょうか?

石井:柔整師としての労働時間を最小限にすることによって、柔整師以外の仕事を学ぶ時間、経験する時間をつくることができます。

人生100年時代と言われる今、柔整師の資格だけで生きていくのは無理だと思っているんですよ。

もちろん、まずは柔整師としての仕事をしっかりとできるようになることが前提ですが、社内で別事業を立ち上げて、スタッフがいろいろな事業に参加しながらできることを増やしていける環境をつくっていこうと考えています。

必ずしも「手に職」=「安定」という時代ではなくなってきているということでしょうか。

石井:はい、そう思います。「手に職をつけたい」と考えて資格を取って働いている人も多い業界ですが、柔整師とはまた別の「手に職」、つまり、副業となるものを持ち、自分の収入のポートフォリオを複数設けられるような人生設計を社内で実現させたいですね。

「整骨院だけど整骨院じゃない仕事」を
「手に職」の概念を変えていくと。

石井:そうですね。やっぱり1つの業界に入っていたら、視野が狭くなりますよね。

とはいえ、整骨院から他の業界に行こうとすると、今持っている資格を捨てるしか方法がありません。

でも、もし他の業界へのチャレンジがムーヴアクションの中で完結すれば、持っている資格も捨てずに生かすことができます。実際に今、社内に「マーケティング部」を作ったり、「UMA」という社内イベントのクリエイティブをスタッフが企画していたり、「整骨院だけど整骨院じゃない仕事」が社内にできつつあります。

初めは社内だけで行っていたことが発展して外部からも仕事をいただけるようになれば、そこから1つの新事業ができますよね。

本質的なグローバル人財に
「整骨院だけど整骨院じゃない仕事を」という考えが共有されているから、インタビューの中で「ゆくゆくは現場を離れて他の事業にもチャレンジしたい」と話してくれるスタッフさんが多かったのですね。

石井:そうですね。実際に週3日休みを実現させたら、3日のうち1日は興味のある事業でバイトをして、自分ができることを広げていくという選択肢も生まれます。

ゆくゆくは、会社の本業が整骨院ではなくなるというのも1つの形かなと。

整骨院が本業でなくなるぐらい他事業を発展させることができたら、社長が常々言っている「グローバル人財」を育成するという視点がよりリアルになってきます。

整骨院の中だけにいては、「グローバル」も何もないですからね。

 

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整骨院以外の事業をするという視点は、ある意味で有資格者にとって一番のハードルでもありますね。

石井:そうなんですよ。持っている資格をベースに、別の業種にも生かしていけたらいいなとは思っているんですがね。

私は親が自営業をやっていた影響で、もともとビジネス全般に興味があるほうでした。そのためさほど「手に職」に対して強いこだわりはありませんでしたが、こだわりがある方は、やっぱり新しいことに対してすごく抵抗があるでしょうね。

でも、これからの時代、小さくまとまって新しいことを受け入れないのはもったいないと思ってしまうんですよね。

従業員が「ずっといたい」と思ってくれるような会社づくりを
スタッフが柔整師として入社して別事業にチャレンジするまでの期間は、どれぐらいのスパンをイメージされていますか?

石井:整骨院の業務を30歳頃までには覚えるイメージです。

そこから先は、どんどんスキルを磨いて、社会に貢献できる人間になっていく。

そんな気持ちを持った人が会社を引っ張るようになれば、もっと多くの人がムーヴアクションに入りたいと思うでしょうし、それに伴って会社もどんどん成長していくはずです。従業員が「ずっといたい」と思ってくれるような会社をつくりたいですね。

夢がありますね!将来的に4年制大学卒の採用も考えていたりするんですか?

石井:将来的にはあると思っています。今は人に仕事がついている状況ですが、仕事に人がつく状況へと変えていきたいので、有資格者以外の方も採用して、新事業を一緒にやっていけたらいいですね。

ムーヴアクションの未来をのぞき見したような、ワクワクするお話をありがとうございました!

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